【北海道】旧国鉄白糠線の廃駅、上茶路駅跡を散歩!

令和3年5月2日、再訪:令和5年6月16日

道道665号線の末端部分は未舗装路になっている。この道の先には昭和58年に廃線となった白糠線の駅、上茶路(かみちゃろ)駅のホームと線路が残されている。

それが、こちらだ。5月とはいえ北海道はまだ寒い。緑はまだ生い茂っていなかったため、虫の心配はなかった。しかし、廃駅は、緑に囲まれていた方が美しいものである。もう少し夏に近づいてから来ればよかった。

ホーム。かろうじて屋根が残されている。

白い枠。これがなんだったのか、わかる人にはわかるもの。駅名標跡だ。国鉄時代の駅名標が、数年前までは残されていたらしいが、残念ながら、持ち去られたのか、令和3年5月現在には無くなっていた。

入線してくる列車はもういない。

それどころか、線路には木が生えていたり、倒木していたりと、廃線から長い年月が経っていることを伺わされた。

車輪。国鉄列車の車輪よりもだいぶ狭い幅であったため、廃線後、何かしらの観光トロッコ列車でも走っていたのだろうか。普通列車が走るには曲線のきつい箇所が散見され、どうやらホームの周りを1周できるよう、廃線後に改装されていたのだろう。

線路はかなり先まで残されており、橋梁も残されていた。

線路自体は撤去されているものの、歩いて橋上に到達することが可能で、かなりの高さに怖がりながらも、対岸に渡れてしまう。立入禁止になっていないのが不思議だ。片方の欄干はないため、落ちてしまえば間違いなく一巻の終わりである。


~ここから再訪~

緑の生い茂っている上茶路を見たくて再訪した。5月とは違い、ご覧の美しさだ。
森の中にひっそりと佇む駅の感じが堪らない。
前回来た時からカメラとレンズが変わり、撮れる画が増えた。
一生来る事のない列車を待つ。
改めて、良い雰囲気だ。
駅前の道道は、轍はあるが、ちゃんと管理されているのかも怪しい。でも、それが廃駅としての雰囲気を高めてくれている。
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