平成31年3月20日
滋賀県の彦根から岐阜に入るかなり険しい山道(道には10〜20cm大の落石が無数に落ちており、通行には十分に注意されたい。)沿いに保月集落はある。この集落自体は廃集落ではないのだが、側道を入ると完全に未舗装の、人に捨てられかけた道とも言えない道があり、橋には自動車が一台捨てられていた。平成8年以降のられていないようである。自分が生まれたのが平成7年末であるから、自分がこの世に産声を上げてから今までのほとんどの期間、この車はここにひっそりと居続けているのである・・・。
運転席。
後部座席は植物に侵食されている。
ヘッドライトは片方が外れてしまっている。
なんだかかっこいい写真が撮れた。
昔は車が行き来するような道だったのだろう。一極集中、人口減少の流れにより、今後このような場所が国内に増えていくはずだ。地理的末端地域から人が消えることは、人間生活の効率化上、致し方ないことだと思っているが、それでも、現場を見ると物悲しくなってしまうものなのだ。