令和2年7月23日
5月末に秩父へ行った時、通りすがった木造駅舎が脳裏に強烈に残っていた。まさか2ヶ月も経たないうちにまた秩父に来るとは思わなかったが、折角やって来たので車を駅の出口におき、駅員さんにお願いして駅を撮影させていただいた。
ホームは車道と線路に囲まれており、車道側から入るか、裏から踏切を渡って入るかの2通りがある。踏切側から駅を見てみる。駅のホームと待合室、改札窓口が島状ホームの上に1セットになった形である。
木製の椅子と、その上の広告。椅子はかなりがっしりした作りだ。
昭和期によく見られたホーロー製の駅名標。
待合室。全て木製だ。椅子だけはプラスチック製に置き換わっていく時代の中、木星を貫き通しているのは素晴らしい。
注意看板には味がある。
「お買い物は矢尾」の字体がかなりの年季ものであることを匂わせる。
鉄道旅情。
ホームに降りたら、駆け出したくなるような駅だった。
ノスタルジックな雰囲気がたまらない。大満足だ。
ちょうど列車がやってきた。数人の乗り降りを済ませ、次の駅へと姿を消して行った。