【千葉】廃ホームが残る旧成田空港駅、東成田駅を散策!

令和7年6月8日

成田空港は、開港までに非常に大きな闘争が発生し、何人もの血が流れて来た。その苦難を乗り越え昭和53年に開港した。その最寄駅として作られたのが、現在の東成田駅。
第五ゲートと書かれた、一瞬駅の入り口なのが疑ってしまう外観だ。
ゲート内には警備員がいる。
「あれ?成田空港の最寄駅は成田空港駅ではないの?」と思われたかもしれない。そう、「現在の」最寄駅は別で存在するのであるが、平成3年までは、ここ東成田駅が、「成田空港駅」として稼働していたのだ。

空港の最寄駅の役目を終えて30年以上が経ち、現在の駅の利用者数は2000人強しかいない。
現在の利用人数からすると、あまりにも構内が大きいので、一部は壁で仕切られている。
かつてはここが、多くの人にとっての成田空港の玄関であった。
東成田駅の面白い所は、30年以上前の空間が、そのまま退廃的な雰囲気を帯びている所だ。
現在は無くなっているサービスの看板が、普通に残っている。
注意書きは、昭和後半の匂いがする。
現在の成田空港までの最寄り駅までの連絡通路が伸びている。
長さは500mもあるという。
そして、仕切られた壁の向こうをのぞいてみると…。
!!平成初期の雰囲気が、そのまま残されているではないか!
変に荒れているわけではないので、電気をつければ、そのまま30年ちょっと前の空間に溶け込めてしまいそうだ。
飲食屋さんだったのかな?
これからも使われる事がなさそうな空間が、
ひっそりと眠っているのだ。
ホームに降りてみよう。
駅ノートが置かれていた。
入場券を買って改札をくぐる。
改札から一階層降りたところにホームがある。
現役の駅なのだが、妙に暗い。
デカいのに、人がいない。不思議な感覚。
日本一短い路線で知られる芝山鉄道の芝山千代田駅から列車がやって来た。
何人かが載っていたが、芝山鉄道自体は大赤字だと言う。過去の歴史があるため、中々廃止することはできないと思われる。
そして、現役ホームから、暗い方向を見てみると…。、
もう一個、使われていないホームがある。
かつての成田空港駅だ。
駅名標は、そのまま残されている。
当時の時刻表。
看板も、そのままだ。
時代を感じる。
30年以上、同じ宣伝をしている。
流石にどれもが、時代を感じるデザインだ。
暗がりが、また良い。
ホームが違うだけなのに、駅名が違うと言う、超レアな光景。
わくわくする。
転勤が決まって千葉から出てしまうので、駆け込みでやって来た。最後に来れて良かった。
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