【岐阜】電波が通じず電気もない山奥の宿、渡合温泉!

令和5年5月3日

電気もない、電波も通じないランプの宿というと、個人的には令和3年に宿泊した青森県の青荷温泉が真っ先に思い浮かぶ。あの温泉は最高であった。今まで入った温泉の中でも3本指に入る美しさだったと思っている。さて、そのような温泉宿が岐阜北部の山奥にあるという。行かねば。離合しづらい道を何kmか走りながら、途中で滝を楽しみながら車を走らせると・・・

宿に到着。携帯電話は、宿に着く数km前には圏外になっていた。

扉を開けるといきなりおしゃれ空間が。天井にランプがかかり、様々なアンティーク者が壁際に飾られている。ここで記帳をし、部屋に案内される。

長い階段を下りる。

途中見かけた暖かそうな縁側を持ったお部屋。

いいねぇ、こういう部屋もいいねぇ(今回は違うお部屋だけど)

そして通された今回泊る部屋はこちら。シンプルな造りの部屋で、真ん中に炬燵が鎮座している。GWだというのに炬燵が出ているほどの寒さなのだ。これには道民もびっくり。

本来は一部屋だけなのだが、空き部屋もあるからと、隣の部屋を寝室にしてくださった。また、この写真でばれるが、「一人旅研究会」と言っておきながら、今回は高校時代の友人たちと4人で泊まりに来ている。

食事会場。

緑が美しい。

館内をてくてく。天井にランプがびっしりと吊り下げられている。

さて、夕飯前に温泉に入ろう。

脱衣場。

扉をガラガラと開ける。おぉ!

決して贅沢で大きな空間ではない。しかし、緑を通して差し込んでくる日差しがやわらかく、なんだか心まで一緒に洗えそうな空間が広がっている。

良い。光の当たり具合が特にいい時間帯だ。

湯船は2つ。右が温泉、左は湧水を沸かしたもの。

湯煙もくもくな湯船につかる。快適に入れる人数は各浴槽2人まで。こじんまりとした浴槽であるが、木の香りが立ち込めていて、まさに至福。

温泉の源泉は90度ほどあるため、よく冷まして入るか、加水して入る。蛇口は熱すぎて素手では触れない。

ランプ。

夕飯。これまで見たことがないほどの大きさの五平餅が出てきた。夕飯はとても多かった。

夜、また館内をてくてく。

夜の雰囲気もまたいいものだ。

ランプの使い方を夕飯の後に学び、自分で点けたランプを部屋に持ってきた。

朝。

風呂に入る。昨晩とは男女入れ替わっていた。

味がありすぎて悶絶している。

あぁ、この宿の浴室は、光の取り入れ方が上手いんですねぇ。

湯船を映さずともここまでいい感じに写る浴室ってなかなかないぞ!

もちろん温泉も良かった。朝ご飯をモリモリ食べて、今日の旅程をこなしていく。良い日になりそうだ。

本箇所は、令和6年8月27日にマール社から発売された人生初写真集「一人旅研究会 ノスタルジック写真集」に掲載しております!
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