令和5年2月16日
大宗(だいそう)旅館
そして参っていることといえばもう一つ、周辺の建築の影響によって建物が歪んできているということだ。背の高い建物を建てるということは、その分地面に長い杭を打つ。建てるだけなら良いが、立て直しの際は抜いてまた差しなおしたりが繰り返されるため、だんだんと地盤を伝ってこの旅館にも影響が及び、少しずつゆがみが生じ、柱と扉との間などに隙間が生じてきているという。これ以外にも水道管も鉛管だから、振動で壊れてしまうが工事者や水道局によって保障や修繕をしてくれるわけではなく、自腹を切ることしかできないのだという。生じた隙間は、根本を直すことはできないので隙間を埋めてごまかすしかないとも仰った。どこにもぶつけられないもやもやがあるのだ。