【兵庫】山奥に残る神子畑選鉱場と明延鉱山跡を散策!

令和4年11月20日

兵庫県のほぼ中央に、かつての鉱山跡が残されている。まずは神子畑(みこばた)選鉱場跡から。
昭和62に閉業し平成16年に建屋が壊されるまでは壮観とも言える光景がここに広がっていた。線路はあり得ないほどの急勾配をケーブルを使って上り下りをしていた。現在はレールと基礎のみが残る。
この光景だけでも十分に異界感はあるが、できれば稼働当時をより偲ぶことが出来る状態を見たかった。しょうがないね、物は永遠ではないから。
付近には巨大な沈殿槽。
圧倒される。
上からも見てみたいが、展望できる場所はなく、ドローンの飛行は禁止されている。
なんだか分からないけど何かのマシーン。
付近には学校の跡が。
体育館だったらしい。今は資材置き場になっている。
校庭の脇には廃ジャングルジムが。廃校に残されたジャングルジムも、紅葉の時期は輝いて見える。
往時は辺り一面に町が形成されていたが、現在は数軒の家屋が残るのみだ。
こちらは一円電車。神小畑選鉱場から明延鉱山の集落まで昭和60年まで運賃を変えず1円で乗車出来た。昭和60年と言えばバブル経済が始まる直前だ。物価は現在とそれほど変わらない。その時代に1円で移動出来たのだ。
とは言っても、炭鉱と同じルートで窮屈な車内に25分揺らされるのだから快適性は高いとは言えなかっただろう。しかも、走行区間のほとんどが隧道だったそうだ。今となっては、この二つの場所を往来するには、車でぐるっと山道を迂回するほかならず、当時の軌道を拡幅して車が通れれば良いなーって思った。昔は軌道と並走する形で、道路もあったそうだが。
明延の集落。
散歩してたら、たまたま粋な売物件を見つけた。
煙草屋である。つい数ヶ月前に、ツイッターでこの物件を見た記憶がある。あぁ、ここにあったんだ、と嬉しくなった。
この佇まい、明らかに令和では良い意味で目立つ物件だ。気になる方は是非。
窓には、平成四年当時の煙草の値段が。どうらや店を畳んで30年経過しているようだ。そして、煙草、当時から倍額になってるね。
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