令和2年8月1・2日
普段登山はしないが、昨年初めて日本百名山の茶臼岳に登り、今年は福島の安達太良山へ登りにいった。那須から二本松ICまで高速を使ってやってきた。写真は山の前の駐車場。無料。なんだか車高が落ちて見える。
コロナの関係で人は少なかった。冬はスキー場として営業している食堂で昼食をすませる。これだけだだっ広い中で昼食を食べうのは多少違和感を覚える。
ロープウェイで近道をすることもできるが、今回は途中のくろがね小屋という、今年で建てかえる山小屋で一泊する予定であるため、時間的にも余裕があった。そのため、下から上がっていった。
最初は霧雨であったが、小屋に着くまでは雨は持ってきてくれた。山道。
夏を感じる。
400mm望遠いっぱいでとった渾身の一枚。
さて、行きはこんな感じの山道というかハイキングコースが続くのみで、楽に小屋に着くことができた。それでも汗はダクダクなので、まずは温泉で汗を流そう。この小屋のいいところは、すぐ近くで湧く温泉を引張って風呂に入れるということだ。
シンクは水の跳ね返る音が懐かしい材質。
小便器もかなり年季が入っている。
柱には昭和41年の中学生の落書き。半世紀以上前の中が宇生がこの空間にいたと思うとノスタルジックな気分になる。彼らにとって、この小屋でも思い出は楽しかったものだったのであろう。今でも覚えておりますか。その楽しい思い出が詰まったこの小屋は近いうち、なくなります。
部屋はこんな感じのいたってシンプルな和室だ。
とりあえず夕飯まで時間があるので小屋のいろんなところを撮ってみる。
食堂。
伝統はかなりレトロなデザインだ。さすが、昭和24年築なことはある。
しっかし木の温もりが素晴らしいし、構造的にもハマるものがある。
そしてお待ちかねの夕飯。どうやらカレーがとても有名らしい。確かに美味しかった。おかわり自由なので2.5杯食べた。
思い出ノートがあったので記帳した。
そしてこの小屋にどっぷりハマったのは、寝床からのこの眺めである。2階が回廊になっており、1回を見下ろし、しかも2階の部屋もぐるっと見渡せるのだ。これはどストライクだ。下からの眺めも素晴らしい。
20時頃から寝る人も覆う、21時には消灯となる。そしてよく5時半に朝食で7時までにチェックアウト。写真は4時ごろ。
朝ごはんを食べ身支度し、2日目出発だ。
いい小屋だった。
温泉はこの先から湧いているが、平成初期にガスによる死亡事故が起きて以来、付近への立入は禁止になっている。昔はこちらも登山道として使われていた。
今日は昨日と打って変わって険しい道が続く。
霧注意報は出ていたが、幸い道を見失うほどには濃くはならなかった。一応、要所にこのような印がついているため、これを目印に進んでいく。
おお、ひらけてきた。
ちなみに洗い越しのような箇所もある。
素晴らしすぎる・・・。
尊い。
さぁ。だんだん植物も無くなってきて、山頂が近づいてきた。
この辺の写真なんて地球かどうかも難しい。普段山に登らないので見えている景色全てが新鮮だ。
かっこよすぎる・・・。
おぉ、山々や雲が眼下にある。美しい。
ここが一番の見どころか?火口付近。霧に包まれたり一気に晴れたり、撮影が許されたのは一瞬であった。。
そして山頂だ。
梯子を登って・・・
いよいよ・・・
到着!山頂!しかしながら、ガスが分厚く山頂からの景色は良好とは言えず・・・。
写真は一気に進むが、下山終盤。帰りもロープウェイは使わず、何やら上級者向けのようなコースであったが、最後ははいゲレンデを歩かされるというなかなかできない体験ができたのでよしとする。
背景の雲がなかなかエモい。
百名山を踏破しようなんて毛頭思わないし非力な自分では不可能だが、たまの山の景色もかなり綺麗で楽しいものだ。