令和元年9月14日
奥羽本線(山形線)の福島〜米沢の間の4駅はかつて4駅連続スイッチバックというかなり珍しい区間であった。現在は同線を新幹線が通過するということもあり線形を変えスイッチバック方式は廃止されているが、この付近の板谷峠、かなりの急峻な地域であることは間違いない。
それに加えてこの付近、豪雪地帯ということもあって、峠駅とお隣板谷駅はスノーシェルターの中にあるという、かなりのアンダーグラウンド感漂う駅となっている。スノーシェルター内の駅といえば廃止されたが只見線の田子倉駅が思い出されたり、湯檜曾や土合、筒井氏などのトンネル駅が脳裏を横切るが、それらとは違った雰囲気を持つのが峠駅だ。
トンネル駅のような圧迫感はないものの、鉄骨が整然と並ぶ空間には興奮を覚えずにはいられない。
待合室には、昨年置かれたらしい駅ノートが。前情報では駅ノートはないような感じだったので、駅ノートに出会えてよかった。もちろん名を残しきた。気づけば駅ノートへの記入は80駅を超えた。
しかしいちいちかっこいい駅だ。ここまでかっこいい駅は初めてかもしれない。工場夜景を見る時の興奮と同じ類の感じだ。
電車がやって来た。
蜘蛛の巣が張っていた。やはりここはアンダーグラウンドか。
駅前で愛車と一緒に。かっこよすぎる。惚れてしまう。
そこに自分も追加。お気に入りの写真がまた一枚増えた。