平成29年1月31日、再訪:平成29年12月27日、再々訪:平成31年1月10日
今回は奥多摩ロープウェイという、国内でも人気の高い廃墟に行ってみた。みとうさんぐち駅とかわの駅がある。かわの駅へは、近くに大きな駐車場があるのでそこから行ける。
みとうさんぐち駅も、同様に無料の駐車場がある。急斜面に沿って廃墟が存在するため、たどり着けるが身構えた。が、階段があるため、比較的容易に登っていける。しかし、雪の降った跡は、滑りやすいので要注意だ。周りにある木の枝や根を掴みながら進んでいく必要がある。画像は駐車場近くにある、ロープウェイの支柱。
急で細い坂を登ると、みとうさんぐち駅の遺構が姿を現す。
お手洗い。夜に行ったら間違いなく怖い。
かわの駅ではロープが劣化し、ゴンドラの落下事故が起きたらしく、取り壊しが急がれるのだが、「日本ケーブル株式会社」の現在の姿が分からないらしく、取り壊しが出来ないでいるらしい。看板には昭和36年の文字。半世紀以上前のものである。
ゴンドラ。
ゴンドラから見た駅標。
機械室。普段はロープウェイを動かしている部分を見ることは出来ないので、そういった意味でも貴重な経験である。
廃墟らしい写真も撮れた。
外観。
駅の外から見たゴンドラ。ゴンドラはただ寂しく宙に浮いている。現役だったのはもう40年も前のことだ。近くに橋が架かってから需要がなくなってしまった。
この角度からゴンドラを見られるのは後にも先にもここだけな気がした。
〜ここから再訪〜
前回より一年経たずしての再訪。川野駅はご覧のように立入禁止になっているが、対岸の三頭山口駅へはすんなり入ることができるので、今回も三頭山口駅の探検をした。前回撮影しなかった、小物を中心に挙げていこうと思う。
入口から入ったところ。前回はなかった落書きが増えている。嫌な予感だ。
嫌な予感が的中してしまった。便器が壊されている。前回訪問時の写真と比べて一目瞭然だ。これまで半世紀、誰にも壊されなかったものが壊されてしまった。自然に朽ちていく様を見るのが楽しいのにこれは残念。
ゴンドラ。こちらにも新たに落書きがされていた。逆に、綺麗に消えている落書きもあり、いたちごっこのようだ。
ゴンドラ外観。
味が出ている。
残留物。
〜ここから再再訪〜
訪問3度目。やはり落書きの種類は前回と変わっていた。ただ、訪問3度目にしてようやく屋上へ上がる階段を入口脇に発見したので登ることにした。
よく言えば、ビオトープ。屋上は、完全に自然に飲み込まれていた。
この角度から鉄塔を見ることは今までなかったので感動した。