【大分】日豊本線の別府駅散策と、ディープなビジネスホテルはやしに入浴!

平成28年3月17日、再訪:平成30年8月27日、再々訪:令和4年3月20日

別府といえば温泉。温泉の沸く量は日本屈指で、人気温泉地ランキングでも毎年高い位置にいる。温泉旅館に入ってゆっくり温泉に入るのもいいものであるが、夜行の船にて八幡浜に行かねばならなかったので、日帰り温泉を探してみた。すると、街中に町内会ごとに管理している公衆浴場があり、なんと100円で温泉が楽しめるのである。画像は公衆浴場外観。これが公衆浴場とはたまげた。

温泉街らしい駅標。こういった、ご当地駅標は見ていて楽しい。

駅前ホテル。中がなかなかそそられるものであるらしい。今回は宿泊を断念。

駅舎。普通である。駅舎といえば、長野駅のように、和風装飾を少し入れるだけでも一つの駅として美しいものになるというのに何故それを他の駅も真似しないのかと思ってしまう。先進的な駅舎も美しいが、どこも同じような外観では面白くない。もはや片瀬江ノ島駅の様に、あからさまに狙った駅舎の方が楽しいのではないか・・・?

見事な和風建築。中も落ち着いた雰囲気で、薄橙の柔らかな光に包まれていた。入り口を左に曲がると岩盤浴だかがあった。時間がある時にはこちらで疲れを癒すのも◯。


〜ここから再訪〜

2年半前に中の一部が大変なことになっていると一部界隈で話題になったホテルにようやく来ることができた。前回来たときは夜中に四国行きの船に乗らなければならなかったが、今回は時間を調整してここに泊まる時間を作り出すことができた。部屋の中はいたって普通のビジネスホテル。今回は7階まである内の5階に泊まった。

2階から順番に見ていくのだが、なぜか5階だけ客室として増築された部分があり、進んでみるとあらま。

5階の奥の奥だけこんなことになっている。ストロボ必須の怖い空間だ。他の客室からは少し離れているため、ぱっと見でこの空間があることには気づかない。

2階にはツイッターで話題になった時の部屋があり、確かにストロボが必要なほど暗い空間であったがこちらはきれい。単に繁忙期以外2階はつかっていないだけなのかもしれない。ただ、5階のアレは完全にずっと使われていない雰囲気が立ち込めていた。

泊まった部屋からの眺め。本当に別府駅前の一等地にあり、改装さえすれば永遠に経営できるような恵まれた環境にある。

では、このホテルが朽ちつつあるだけの場所なのかと言われればそれは違う。最上階にある展望風呂があるためだ。別府の町並みを一望しながら温泉に入れるのだ。天下でも取った気分。このホテルの一番の売りは展望風呂らしく、口コミを見ても、実際に入ってみてもそれに大きく頷ける。

一番ひどいところは天井が剥がれ、客室の中もからおぞましい雰囲気を感じさせられる。残念ながらこの写真は衝立てと壁の間からカメラをにゅっと出して撮影をしただけであって、人が立ち入ることはできなかったため、部屋の中までは入れなかった。しかし、いくら衝立てを立てているとはいえ、覗けば簡単にこれが見られる現役のホテルなんて普通ないでしょう。

外観。最上階は大きな緑色のネオンを輝かせていたが、一階部分のネオンは消灯されていた。


〜ここから再々訪〜

別府は日本一の温泉湧出量を誇る温泉街。1秒間に600Lも温泉が湧いているらしい。
そのため、街中でも至る所で湯煙が上がっている。
この写真なんて、青色の空に雲が浮かんでいるだけかと思ったら、ここに写る白いのは全て行け無理なのである。驚きだ。
ノスタルジックな風景。
道の先が見えなくなるほどの湯煙がもくもくと上がっている。
さすがは湧出量1位の町。湯けむり がすごいと言う事は温泉に関わる施設も街のいたるところに張り巡らされ設置されているのだ。
そしてまたノスタルジックな街角。
この辺の住所を見て思うのが、通常字名の後は番地・号が続くのであるが、この付近は組・班、とまるで学校のクラスや班分けのような付け方なのだ。
北海道にも例外は多分にあるが、別府の何気ない一場面と比較しただけでも、ヤシの木、横型信号機、ゼブラゾーンのポール、車道と歩道間の欄干、投雪余裕幅の有無、矢羽根の有無……同じ日本なのにこんだけ違うの面白い。
別府の町、歩いていて本津に面白い。絵になる。
古びた旅館とベンチ。
「YOKOSO Ryokan 」という文字列を見て、「ようこそ旅館」だと思ったら、「陽光荘旅館」だった。 戦後、漢字を辞めてローマ字に切り替えようとしたらしいが、本当に漢字廃止してたら、意思疎通すらままならなく なってただろうから、漢字が生き残り続けてくれて本当に良かったと思う。
湯煙展望台。別府の温泉街側を見渡すことができる。別府駅はもっと海側。別府の街はとても大きい。
湯煙もくもく。いつか夜の街に浮かぶ湯煙も見てみたいな〜。

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