平成30年8月9日、再訪:令和4年6月13日
北炭が夕張で炭鉱を掘り始め、ここ火力発電所が建設されたのが大正15年のこと。夕張市の平地はおおよそ「Y」の字になっており左側が北炭、右側が三菱(鹿島、大夕張付近)という勢力図?になっていたという。ここで発電されていた電気は随分遠くまで運ばれていたらしい。ここは平成4年まで稼働していたが、炭鉱の閉山とともに火力発電所としての役目を終え、現在は別会社の敷地内にあるが、お金を払うことで中を自由に見学できるようになっている。
計器類はまとめて一箇所に保存されており、何が何やらよく分からないが、いろいろ残っている。芝浦電気時代の計器や、傘マーク時代の東芝のものなど、当時を忍ばせるものがたくさん置かれていた。
お金を払って見学、というとどうしても小綺麗にされてしまった廃墟っぽいけど管理された建築物に成り下がってしまうイメージがあるが、ここはそんなことはなく、むしろ当時のまま、雨漏りがするような環境のままにしてあるので、合法で入れる廃墟とっいたところだろうか。自分の社会的地位を保証された身で歩くことができるため、コスプレイヤーなどの撮影にも使われるらしい。ただしサバゲーはダメですよ。
かっこいい・・・。
ガラスも割れたままだ。
幌内の変電所跡にも同じものがあった。電気系統をいじる何か?何も分からない。気になる方は、同伴のガイドさんに聞いてみよう。親切に答えて下さるはずだ。1時間つきっきりで説明してもらっても1000円なのでかなり良心的だ。
堪らん。全国から炭鉱好きや廃墟好き、地域活性の勉強をしにやってくるそうで、この日も5組の予約があるそうで、なかなか忙しそうであった。1組1組の時間が被らないようにしてあるので、撮影したいのなら思う存分に気兼ねなくできるのが嬉しい。独特な雰囲気を持ち、決して観光スポットではないが、夕張にきたらメロンを食べるついでに立ち寄ってみてはどうだろうか。4年連続4回目の夕張だが、ここはお勧めしたい場所だ。
〜ここから再訪〜