平成29年8月6日
代々木駅から歩いて2分のところに「代々木会館」という半ば廃ビルとなっている建物がある。NTTビルを背景にするとかなりのギャップが感じられる。同じフレーム内に入るのに首をかしげるほどだ。
1階には食堂、と3階には書店が経営を続けているが、それ以外の店舗はしまっている。
つまり2階飲食店街は全て閉まっているのである。
階段の踊り場にはその飲食店街の看板が並んでいた。昔は多くの店がひしめき合っていたようだ。
ちゃんと使える消火器が入っているのか気になってしまうほどに汚れてしまっている。
左上の郵便受けは未だに経営している書店が使っているのだろうか。
3階に向かう階段。3階より上には行けなくなっており、4階以上に侵入して逮捕された例もあるらしい。もちろん登ってはいないが、15年ほど前は屋上まで登れたらしい。あぁ、登りたい。こういう雑居ビルは上にいくほど何故か恐怖心が強まってくる。神奈川県鶴見駅の目の前にある雑居ビルもそうで、3階までは普通の店舗があり、4階は少し怪しいお店、その上には何もなく、階段が4階までは新調されているのだが、そこから木目の古いままで、なんだか一歩一歩登るときしむ音がするし様々な危険を感じた経験がある。
上を眺めた。暗くなっているところは立入禁止区域だ。ここから見る限りは荒れている様子は伺えない。
たくさんシールが貼られている。
撤退した店舗の看板は撤去されている。地階にパチンコ屋があったようだが入口すら見つからない。
ビリヤード場もあったみたいだ。
代々木会館全貌。取り壊されるまであまり時間は長くないだろうと感じる。
隣のビルの屋上からは年季の入った広告看板が見られた。