【静岡】山奥の廃村、八草集落跡を散策!

令和6年7月8日

ここが、政令指定都市である静岡市、と聞いてもイマイチピンとこないが、葵区の山間部、八草(やくさ)に、かつて人が住んでいた集落跡が存在する。
倒木や路肩の崩落で、車で末端まで行くことは不可能。近くの窪みに車を止めて、そこから歩く。
昭和44年に、吸収合併により静岡市になったが、かつては大川村に属していた。
崩落した先にもガードレールがあり、ここが道路であったことが分かる。
登山ルートにもなっているらしい。
そこから登っていくと、2軒建物が残っている。
一軒はこのような風貌で、相当に劣化している。完全倒壊まで、15年は切っているだろう。
台所跡。
洗濯機。二層式が出てくる前の、手回しで脱水するタイプの、かなり古い物だ。
こちらは居間。
残留物はほとんどないものの、当時高価であっただろうテレビだけが残されていた。離村する際には、旧型になっていて、移り住む先で新しいものを購入した、という事であろうか。
こちらは、ナショナル製のテレビ嵯峨、と思われる。昭和40年に発売されたものだ。当時のテレビの耐久性は今よりも低かったであろうから、持って10年。となると、このお宅の離村は昭和50年頃だろうか。無人となって半世紀だとすれば、家屋の劣化具合にも納得がいく。
縁側には、外された窓が立てかけられていた。
もう一軒廃屋があるが、こちらはまだ綺麗だ。
石垣だけになった場所もあり、かつてはこの辺りにも何軒も家屋が並んでいたのだろう。
付近には、山肌を切り拓いて人の生活が見てとれた。かなりの急勾配であるが、日当たりが良く、作物を育てるのには格好の場所なのだろう。車が一般に使用されることとなって、この地域の人々の生活に相当の時短が寄与されたであろうことは想像に容易い。
お気軽にフォローください!
>人生初商業誌発売!

人生初商業誌発売!

人生初!単著での商業誌が、マール社様から発刊されることになりました!! 題名は「一人旅研究会・ノスタルジック写真集〜日本のなつかしい風景を旅する〜」です!
令和6年8月27日頃発売!
全国の書店にて購入可能です(*´꒳`*)
漫画やイラストの背景を描く際の模写等にも使用できます!クリエイターの方々にも、懐かしい日本を旅したい方にも楽しんでいただける、新しい形の写真集です!
ノスタルジー、一緒に感じませんか?

CTR IMG