平成29年9月7日
信越本線は昔は一本で結ばれていたが、今はつぎはぎのように、別れてしまっている。信越本線の一つであるその終点、横川駅から徒歩3分のところに遊歩道が設けられていて、実際に廃線跡を歩けるのだ。釜飯が有名な横川駅前のおぎの屋で昼食を済ませて遊歩道に向かった。たまに昭和初期の看板がたくさん貼り付けられた古い木造の建物があるが、昔はこういう風に看板をたくさん取り付けた家は珍しくなかったのだろうか。
2キロほど歩くと旧丸山発電所が見える。明治末期に建てられた煉瓦造りの建物だ。発電所が停止してからは荒れ続け、それこそまさしく廃墟の姿を呈していたようだが、平成12年に修繕工事を行い、現在でもこのような綺麗な姿を保っている。
しかし、裏手に回ると廃墟と化していた当時の面影を残していた。
発電所の中。
外観。
向かい側には旧丸山駅があった。
丸山発電所から更に4km進むと碓氷峠に入り、碓氷線の遺構をよりダイナミックに見ることが可能だ。これはメガネ橋という、列車が通っていた橋。高いところに掛けられており、気質を感じる。
上がってみるとこのように峠の一部を拝められる。
トンネル①
テクスチャ素材になりそうだ。
長さは250mほどらしい。
トンネル②。これ以外の幾つかのトンネルも歩いて中に入ることが可能であるから楽しい。ただし、午後6時に照明が消されてしまうため、それ以降の時間はスリル満点になってしまう。