【埼玉】秩父の廃村、茶平集落跡を散策!

平成29年5月27日、再訪:令和5年11月11日

埼玉県西部に位置する秩父市。秩父駅から少し離れたところに達すの廃墟集落があるらしく、散策をしに行った。レンタカーは必須。秩父駅迄電車で移動した後、近くでレンタカーを借り出発。

集落は幾つかある。しかし、車が止められそうもない場所がいくつかあり、散策できないところもあった。その中でたどり着けた集落がこちら。

霧深い道が続き、その行止りに集落はあった。夜中に行ったら「何か」が出そうな雰囲気だ。

集落付近の森の中。霧深い中でエクスタシー状態になりそうだ。

こんなところに電柱が!建てられたのは90年代で古くはなさそうだ。今は使われていないように思える。電気を運ぶ先がないのだから。

廃墟周りにたくさんのものが置かれていた。掃除機、机、本、米びつ、大八車、アルバム、懐中電灯、色鉛筆、しまいには包丁まで・・・。恐ろしい。

廃墟巡り恒例の、捨てられた空き缶。

住宅内。写真の数が少ないのは、実はデータが消えてしまっていたからである。別に霊的な意味ではない。実はこの数日前に、携帯電話の画面を割ってしまい、新しい携帯を中古で購入していたため、2台、この時点で携帯を持っていた。古い方の携帯で撮った写真のバックアップを全て行えていなかったらしく、何枚かの写真が消えてしまったのである。残念極まりない・・・。

電灯が設置されていない真っ暗なトンネル。全長は300メートルほどなのだが、中でカーブしているため光が全く入ってこない。恐怖心を覚えた。でも進んでみた。あの時あのトンネルに入ってみれば良かった・・・なんて後悔したくないから。


~ここから再訪~

前回撮った時。
そして、ここからが今回訪問の写真。
一枚目とほぼ同じ角度からの撮影。霧が出ているだけで、雰囲気がだいぶ違うのが分かる。
階段を登る。
家屋は3軒ほど。もう少し山のほうに行くと、またいくつか家屋跡が残っている。
机。前回来た時は郵便物が散乱していた。
住居。
外からカレンダーが見えた。平成25年のものだ。まだ、10年しか経っていないことに驚いた。つまり、前回来た時点ではまだ無人となってから4年しか経って居なかったのだ。当時は今回よりも荒れた印象は受けなかったが、とはいえ廃村から4年というレベルでもなかった気がする。
お墓があったが、管理されているのだろうか。敷地内にお墓が建てられていることからも、先祖もここに住まわれていたのであろう。事実、剥き出しとなった家屋内には遺影が3枚並んでいた。
改装して住むなら今くらいが最後のチャンスかも知れない。建物は、どんどん朽ちていく。
6年前よりも確実に荒廃した集落の姿を見て、やはり人の営みの痕跡は、そう長くは残らないのだと胸が苦しくなる。

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