令和元年10月26日
日本三大花火は秋田の大曲、新潟の長岡、そして茨城の土浦だ。今回は人生初日本三代花火&撮影だ。うまくいくだろうか、ドキドキしながら現地に乗り込む。
あら。前日の雨で有料観覧席が大変なことになってしまっているではないか。水の中で整然と立ち並ぶパイプ椅子はなんだか芸術的だ。
花火は18:30からだが、10時に着いて場所取りをした。無料で見られるところは打上場所から少し離れているが、打ち上げる範囲は広範囲にわたるため、首を炒めずみるには少し離れたくらいがちょうど良さそうだ。
ずーっと待ってようやく夕焼け。
なんだかとってもいい色をしている。水浸しだった場所も徐々に水が引いてきて、なんとか中止にならず開催されそうだ。
始まった。10号玉と音楽に乗せて打ち上げるスターマインが交互に打ち上がっていく 儚く作打ち上げ花火。美しい。
いい、とてもいい。
撮影中にズームリングを動かしてみる。
綺麗ですなぁ。
撮影にはちょうど良いテンポで打ち上がっていたが、途中、観客近くに花火が墜落したのと大きな火の玉が打ち上げ箇所付近に落ちたのとで2回の安全確認を余儀なくされ、結局全ての花火を打ち上げることはなく不完全な形で終わってしまった。確かに花火は大きいし、思考が凝らされた美しい形の花火が多かっただけに、全ての花火を見てみたかった。去年も問題があったようだし、来年以降の運営が大変そうだ。ただ、自分の実家の眼の前でも割と大きな花火大会が毎夏行われていて、打ち上げ花火から100mちょっとしか離れていない特等席からいつも花火を見ているので、正直今回の花火に感動は覚えなかった。心臓を震わすほどの距離にいれば違ったのかもしれないが、毎夏家で感じる体を震わす花火の振動は、普通の場所に住んでいては味わえない素晴らしいものであると改めて痛感させられたのである。