【山梨】山奥の廃村、高畑集落跡を散策!

平成31年2月19日

奥多摩周遊道路をひたすら西に進んでいくと山梨県の丹波山(丹波山)村に入る。なんだか京都にありそうな名前だが、山梨である。村内に親川というバス停があるのだが、そこから北に登る道を歩いて行くと、無人となった高畑集落跡にたどり着く。その道をさらに奥へ進むともう一つの廃集落があるらしいが、そちらは既に建物が綺麗さっぱり無くなっているということなので、今回は高畑集落のみを散策した。

登山道も兼ねている道なので、ところどころに案内看板が立っている。

バス停付近から分岐した道は序盤からかなりの急勾配で、車の通れるような感じは微塵もない。普通の登山道である。これだけ見ても、この先に在った集落から人が離れた理由は分かるだろう。

そんな感じで3,40分登って行くと、石垣と、数軒の建物が見える。一軒は今すぐに倒れるまで劣化はしていないが、上と下の写真に映っている建物の先はそう長くはないだろう。床が抜けてしまっているし、家を支える柱が悲鳴をあげている。

ここで雨が降ってきてしまった。ここまでの道のりの中に、枯葉が重なって滑る大変な箇所があった。帰り道、その場所がぬかるんでしまったら下山できなくなり最悪な状況になることが予想されたため、降雨にかなり精神的なダメージを受けたが、天気予報を見るとすぐに通り過ぎる雨のようであったので少しこちらのお宅で雨宿りをさせて貰うことにした。

内部はこんな感じだ。特に残留物が残っているわけではない。

暫くすると雨がやんできた。さっさともう一軒の家を見て、下山してしまおう。

それがこの建物。すべての扉が施錠されていて中に入ることはできないが、障子が朽ちって中を隙間からみることができた。この建物のみは、まだまだこの先も倒れることなく存在し続ける事であろう。

掲示されているカレンダーは平成6年の物。

家の中。

家の下を見てみると、レンガ一個だけで支えられていることに気が付いた。こんなに重いものをレンガ一個で受け止めて大丈夫なのか…?

離れにはお手洗いと洗濯機が。

今は見なくなったプルタブ式の空き缶。

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