【鹿児島】曾木発電所を散歩!

平成30年2月12日、再訪:令和6年5月25日

曾木発電所。廃墟マニアの中では有名なスポットでもある。夏は発電所跡の全景が拝めるが、冬や春先は発電所が水に半分ほど浸かってしまう。

駐車場があり、案内板も立っているので遠目に眺める程度であれば誰でも見ることができる。

ただ、これだけ離れてしまっているが。

水に浸かった廃墟も幻想的で美しい。

きっとこの穴に巨大なホースを通して、上から流れる水を動力源に発電していたのであろう。

鴨さんプカプカ。ここから水俣市へ、水俣市が負担する形で電気を運び、日窒を呼びこんだ。後に公害病が起ころうとは、発電所建設の時点で誰が予想していただろうか。水俣市が躍起になって電気を引っ張らなければあの公害病も他の地域で起きたか、あるいは全く起きていなかったか(だとしたら今の日本はこれほどまでに大きくはなっていなかっただろう)のどちらかであるのだ。国の発展の歴史を紐解いてみると、大小様々な被害を誰かが被っているのである。


~ここから再訪~

ここにまた訪れる事になるとは、思ってもいなかった。令和3年7月の豪雨時に発電所の壁が倒壊し修復中だとは聞いていた。水に沈んだり出てきたりを繰り返すのだから、いつかは崩れてしまうのも致し方ない。近くを通った際、気になって訪れた。
前回よりも水位がだいぶ下がり、床まで丸見えになっている。前回と天気も季節も違うので、印象が全然違う。背後には、修復用の足場が組まれている。
煉瓦造りの貴重な遺構は、今後どのような姿を見せていくのだろうか。

気になるところである…。

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