【山梨】白沢峠の林道に遺された廃トラック(ダッジ)を求めて

平成30年7月22日

山梨県にある白沢峠。ここは半世紀以上前、車が通れる林道であった。しかし現在では車で行くことは不可能で(オフロードバイク等であれば可能)、かつて自動車が林道を行き交っていた時代に放置されたダッジが残されている。その廃ダッジを拝みたく今回訪問を試みた。青梅街道の源水館付近から北西に伸びる未舗装路を末端まで進んでいく。途中、高橋集落付近は道が悪く、ここら辺に車を置いて歩いていく人も多いのだそう。自分家の車は15年落ちのレガシィで、小さな傷はもはや気にならないまでに乗り回されていたので気にせず奥までどんどん進んだ。途中で異音を感じたが、気のせいとしておこう・・・。

一般車立入禁止のところにやや広めの空間があるのでそこに駐車して歩いて向かう。ここから西へ1kmほど進んだところに廃ダッジはあるのだが、沢沿いに歩いていかないとたどり着けないため、ストレートで歩いても40分は掛かる。

写真のような空間が広がるまでは一本道で道なりに進む。ここで道が交差する。

バイク禁止の道ではなく、真っ直ぐ続く砂利道を選んで歩く。

道なりに進んで2つ目の沢のところ(1つ目の沢沿いに歩くのは大変困難で、死を覚悟した方が良い)で右に曲がり、進んでいく。黄色い看板が目印。

本格的なのぼり坂が続く。

こんな丸太橋を越えていく。落ちても最悪半身不随で済むくらいの高さ。藻が張っているため細心の注意を払われたい。

いつ雨降ったかは知らないが沼もあり、靴がドロドロに・・・。

倒木もあるだろう。

写真では伝わりにくいが、驚くほどの急勾配。標高1000mを超えてはいるが、熊谷で国内観測史上、青梅で都内観測史上首位の40度以上を記録した日の前日というだけでこの空間の暑さが伝わるだろうか、もう汗だくだくで仕方がない。

最後の方は道がない。あるブログにはピンクのテープがいくつもあると書かれているが、間伐されたからであろうか、全く分からない。地形図と方位磁針を使って道を割り出しながら進んでいく。

登りきったところに唯一テープが確認された。ここまでくればもう少しだ。

ほれほれ、求めていたものだ。ここまで1時間。迷って迷って断念しかけたが、「あった」と目に入った時は感動した。

細部。

錆が堪らんち感じです。

全景。昔はここを車が走っていた。

左ハンドル。シフトやサイドブレーキも確認できる。車種はいくつか説があり、確定はできないらしい。ここまでに荒廃が進むとそうなってしまうのか・・・。

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