令和2年10月17日
奥只見は日本でも有数の真っ暗な地域だ。しかし、去年の夏に奥只見湖に行った際は周りが山に囲まれ、せっかく天の川が見えているのに斜面に隠れて満足に撮影できなかった悔しい思い出がある。今回はリベンジということで、仰角の低いところを探して天の川撮影を試みた。見つけたのが奥只見湖から10kmほど西へ進んだ枝折(しおり)峠。ここは条件が合うと雲海が見られるスポットで、何箇所かで車1台を置けるスペースが設けられているのでそこで撮影することにした。夕暮れ時。雲海だ。薄明が過ぎるのを待つ。
この日はなかなか雲が晴れてくれずに日が変わる頃にようやく満天の星となった。10月の日が変わる頃といえば、流石に天の川は薄いところしか見えなくなってはいるが、それでも目視で天の川が確認でき全天球カメラでも、このようにこちら側からあちら側まで天の川を確認できた。
ミラーがエモい。
全天球カメラはセンサーサイズが小さいので一個前のカメラで撮った写真と比べると画質は残念だが、この超広角具合で撮影できるのは強い。この画角で撮れる明るいレンズが欲しい・・・。
かっこよすぎる・・・。
エボちゃんと撮影。天の川は残念ながら薄くなって見えにくいが、この暗さは国内でもなかなか類を見ない。うるさすぎるほどの星の数だ。
ちなみにもうしこし上に登って頂上付近に30台ほど置ける駐車場がある。どうやら星空撮影家の人気スポットらしく、大層な機材で撮影する人が多くいて驚いた。遠くの街の光害はあるものの、眼下から眺められる天の川は絶景だ。10月の26時ほどでこれだけ撮れるのである。8月の21時ごろであればものすごい写真が撮れるに違いない。その時期はカメラを噛めるのが難しいほど人出溢れてしまっているのか?とはいっても、もっと綺麗な天の川を見てみたくなった。