平成28年8月6日
札沼(学園都市)線終着駅の新十津川駅から函館本線と根室本線の走る滝川駅まで歩いた。北海道らしい、広大な景色が広がる。
新十津川駅には9:28に到着し、折り返し9:40発の列車が終電となってしまう。即ち、1日1往復しかないのである。なんとか列車に乗ろうと、前日は札沼線内の月ヶ岡駅舎で寝、新十津川駅訪問に臨んだ。夏休みであったため、地域の子供達が来訪客に太鼓や踊りを披露してくれた。列車から降りてきた人達からの大きな拍手が送られた。乗客の大多数は折り返しの便に乗るらしく、滝川まで歩く人は自分一人であった。
滝川駅までは直線距離にして2キロであるが、途中に川があるため、4.5キロ程歩くこととなる。9:40までに滝川駅に到着すれば目的の行き先への電車に乗れるのだが、4.5キロを12分で進む事など出来る筈もなく、次の15:27発の電車を待つ他なかった。特急を使えばもっと早く出発出来るが、特急列車を使わせてお金を落とさせようとする魂胆が見え、意地でも6時間散歩し切ってやろう、と強く決意した。途中、川近くの公園で一休みをした。北海道とはいえ、夏は暑い。休み休み足を進めていった。
土手を歩いていった。思わず、最高かよ、と呟いた。歩いていて幸せだった。周りに人は居らず、この雄大な景色を独り占めしている気がした。
綺麗に川の水の色が分かれていた。
本当に澄んだ綺麗な空だった。芝生上にある遊具を撮る事が好きなのだが思わずパシャリ。
滝川駅へ到着した。駅前を綺麗にするべく工事中であった。