【群馬】至高の木造旅館、積善館に宿泊!

令和7年8月8日

前々から泊まりたいと思っていた積善館。一泊8,000円以上は高くて中々手が出せなかったのだが、一人旅研究会活動による活動費に少し余裕が出ているので、今後のためにも、とやって来た。
四万(しま)温泉街は四万川と新湯川川の合流部付近に広がっており、積善館へは、新湯川を渡る赤い欄干の橋を渡る必要がある。
その奥に木造旅館が建っている。
重要文化財になっており、本館の建築年1691年らしい。ひょぇぇ。
国内に現存する最古の木造の湯宿だという。
新湯川に架す
右手前の建物が本館。当初建築時は二階建てだった。明治期に3階になったという。
美しい…。もう少し暗くなった時に見ると、尚良いらしい。後でまた見てみよう。
入口。こちらも3階建。
さて、どんな空間が広がっているのかな?
わくわく。
すみません、本日宿泊の予約をしていた栗原です。
受付で声をかけると、案内をしもらった。これが館内図だ。
受付脇には電話室。
交換士に繋いでいた頃から使われているんだろうな。
明治末期の宿泊料。特等でも3円。
今回のお部屋。多分当時で言う並のお部屋。
一番入口に近いお部屋だった。
早速館内てくてく。
吹き抜けになっている下は食事場。
本館の3階を目指す。
とっても素敵な手すりのついた階段を登る。
複雑な造りにうっとりする。
うねうね。
そして3階。
廊下。
この先は平常時の立入不可になっていた。
3階には、休憩室的な空間がある。
受付の上方にあるお部屋で、天井の装飾からも、格式の高いお部屋なのだろう。
これらのお部屋からの景色がとても良い。
宿前にある、赤い欄干のお部屋と、木造三階建て建築が大きく見えるのだ!
かっちょいい。
さて、奥に続く棟へ向かう。
斜面上に建物が並んでおり、本館の入口を一階とし、奥にある建物はそれぞれ2階、4階から階が始まる。
本館と、山荘を結ぶ通路。
本館は県指定の文化財だが、山荘は国指定の文化財だ。
赤い絨毯の、豪勢な作りだ。
階段。
随所に装飾が見られる。
エレベーター前にあった受付口?のようなもの。
木漏れ日が廊下の壁に。
良い雰囲気。
館内案内図。3つの棟が色んな通路や階段で繋がっているので、歩いていて楽しい。受付の方に、複雑な構造なので迷わないように、と言われた。
一番奥の佳松亭の五階に露天風呂がある。また、貸切風呂も別で存在する。
佳松亭の方にも別の入口が設けられている。お風呂は共有だが、それ以外は別空間みたいな感じだ。
佳松亭の入口。
風鈴が並んでいた。
夏ですねぇ(*´꒳`*)
佳松亭と山荘の間の廊下。
本館へ戻る。山荘はご覧のように2〜4階しか存在しない。
エレベーターを降りると、びっくり。
隧道が伸びている。エレベーターに向かうためだけの隧道。じゅるり…。
立入禁止。
川向こうに渡れるみたいだが、こちらも行けなくなっていた。
ちなみに渡れなかった廊下はこんな感じ。川の上を渡るなんて素敵!
向こうにはそそられる建物群。
かっちょいい。
一階のお洒落な窓に囲まれた空間はお風呂。元禄の湯。昭和5年当初の姿がそのままになっている。
受付。
こちらかが元禄の湯入口。残念ながら、撮影は一切禁止のようだ。商用利用前提なら取材申込出来るのだろうが、自分の場合、商用利用前提の撮影ではなく、後になって許可をもらって商用利用するスタイル(と言うか専業じゃないからそれが普通)なので、こう言う場合に取材申込し辛いのがもどかしい。中が気になる方は、ネットにいくらか写真が転がってるので見てもらえれば。一人旅研究会目線の写真が撮れれば面白いとは思う。
近くには足湯。
夕飯。
少なくともこの日は素泊まりがなかったので、珍しく食事をつけた。
そして夜。
おぉぉ!
幻想的。うん。凄い。
千と千尋の神隠しで出てくる宿に似ている、とよく言われている。らしい。
美しい。
そういえば、付近にあるメロディラインの曲は千と千尋の神隠しの「いつも何度でも」だった。
赤い橋と木造旅館を撮ろうと、沢山の人が写真を撮りに来ていた。
その姿を、宿側から見られるのは、宿泊者の特権(その姿は見えないように細工してます)。
あぁ、良いっすねぇ(*´꒳`*)
和の美しさに惚れ惚れする。
記念撮影。
元禄の湯の詳細。
朝ごはん。豚汁とご飯は、朝夕どちらもお代わりし放題。
朝は順光だ。
夜とはまた異なった印象を見せる。
本当に素敵だ。
玄関から。
ありがとうございました。
許可をもらって、宿前に車を置いて写真を撮らせてもらった。
宿の写真は誰もが撮れても、エポちゃんとの組み合わせは、自分でしか撮れないからね。
良いお宿だった!
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