平成30年8月30日
高知県の南西にある室戸岬。ここは観光地にもなっているのだが、頂上の展望台付近には一際目立ってそそられる建造物があるとのことなので行ってみた。近くの駐車場では猫がすやすや眠っていた。
これがおめあての建物だ。特段立入が禁じられている様子はない。表口と裏口があり、表からいくと違う棟へも行けるようであったが、車が停まっていたため、裏側のみ探索することにした。
裏口から入ったところ。真っ暗でコウモリがいる。しかも水が溜まってガラスも散乱しているため、いい環境ではなさそうだ。真っ暗は怖いがとりあえず先に進んでみる。
ここは昔結婚式場を含むレストランになっていた。岬の上という立地を生かし、展望を売りに昭和53年まで経営していたという。料理を運んでいた昇降機。
電源室か。
階段を上る。上側は光が差し込む。
レストランのカウンターか。
3階。壁は朽ち果て落ちてしまっている。その分雄大な景色を楽しむことができる。水が溜まり、空が反射しているのもポイントが高い。
カウンター。後に昇降機があることから、ここもレストランの階か。
便器。
屋上。どうやら一番下の階の真っ暗な空間をまっすぐ行くと大広間などに行けたらしい。行った後に他のブログを見て知った。
階段。コンクリート部分はまだまだ大丈夫そうに見えるが、中に埋まっている鉄筋はもうボロボロだ。
ボイラー室。
螺旋階段。なんとこの建物には螺旋階段が3本ある。
外観。かなり目立つ形をしているし、屋上の排気口なんかの形も奇抜だ。なぜこんなに素晴らしい展望と話題性がありそうな施設が廃墟になってしまったのか、理解に苦しむ。
少し歩いた展望台からもしっかりと構造物の一部を確認することができた。何も知らない観光客からしたら、気味が悪くて仕方がないだろう。しかもその展望台、恋人の聖地になっている。こんなのを見て恋人同士で良い気分になる人は少ないのでは・・・?