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令和6年8月27日、初商業誌「一人旅研究会 ノスタルジック写真集」がマール社から刊行されました!
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【鳥取】美しい日本の漁村、夏泊を散策!
【鳥取】美しい日本の漁村、夏泊を散策!
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令和6年9月8日
夏泊(なつどまり)。鳥取市の西部にある地区の名前だ。そんな素敵すぎる名前の町は、海を一望できる急峻な地形に形成されている。名前のとおり、良い天気での訪問となった。
海風によって、ガードレールはぼろぼろになっていた。
海辺から生えるこの坂を登って、集落に入る。
集落はざっくりいうとY字型に形成されており、そこまで迷路のようにはなっていない。末端のうちの一つは国道9号線に面している。といっても、お店が並んでいるということでは全くない。
集落の下の方から9号線方面を望む。これから奥まで歩くんだ!と、胸の鼓動が早まる。
この高低差が堪らん。
汗だくになりながら、奥へ奥へと向かう。
良いっすねぇ。
猫、発見!
ほへぇ。
漁村らしい、板張りの家も沢山建っている。
密集具合が堪らん。
商店跡を見つけた。
昔、誰かの青春が軒先で生まてたんだろうなぁ。
長生きしすぎて、「新500円玉使用不可」と「新500円玉対応」が共存してた。
ホース入。
昭和第何年度かは、文字が掠れてしまっていた。
人生のように分岐が続く…。
集落の上の方までたどり着いた。
分岐をどっちに進もうか考えたり
下ったり
階段を登ったり、
とても忙しい町だ。
だから町歩きは楽しい。
あぁ〜、これだよこれ!町歩きってこういうのよ!
高台に出た。
そこには公園。遊ぶ子供はいなかった。
海辺へ降りていく。
夏泊神社。
町はこのようにして生まれたらしい。とても良い天気だった。しかし一方で、多分に漏れず、この町も、空き家が相当目立っていた。
元気な頃の町歩きができる時代は、平成中期には終わっている。現在は「往時と建物数は近しいが、明らかな廃墟がいくつもある、衰退しつつある姿」を胸を痛めながら歩くのが町歩きの実態だ。
今日生まれた子は悲しいが、俺が見てきたような町を歩くことはは出来ないだろう。夏泊がどうなっていくかは分からないが、瓦礫の山か、更地だらけになった歯抜けの町を見るだけになるだろうから。全国的に見れば、人口減少も流出は止まりそうにない。嫌でも町は衰えていく。あぁ…。
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