【愛知】廃バス眠る奥美濃の廃旅館、長門荘跡!

平成31年3月22日

愛知県豊田市にある川怒温泉。温泉の名のつくとおり、この辺りには温泉が噴出し、という事はその付近には温泉旅館があった。ここには長門荘という温泉旅館があった。過去形だ。この写真を見てもお分かりいただけるだろう。旅館が閉鎖してからしばらくの期間が立ち、立派な廃墟となってしまっているのだ。綺麗な片側一車線から、一本川を渡る古い橋があるのでそちらを渡ると、すぐにこの旅館にたどり着くことができる。まずはだだっ広い広場があり、奥に廃バス、左に旅館跡がある。まずはバスを見ていこう。

バスの外観。どの角度から見てもとても綺麗に映ってくれた。廃車となったのは平成6年頃と昭和56年頃と思われる。つまり平成31年時点で、この旅館自体の廃業してから、既に長い時間が経過していることが分かる。

バスの内部。平成6年で車検が切れた、新しい車両の方の内部だ。古い方は扉が開かなかった。入れた方のバスは、車内に入るためのステップが外れかけ、軋んでいるが、全体として状態は良い。

バスが置いてあるという事は、この辺りは道になっていたのだろう。その道と思われる空間を進んでいくと、何やら温泉の浴槽のような池のような場所に着いたので、往時は何かしらの壁があったのかもしれない。

さて、建物に近づいてみよう。なんだか人の侵入を拒んでいるようにも見えるがこれくらい大した事ない。

こちらが旅館の入口。

手前の部屋から順に行こう。まずは宴会場だ。床の板は綺麗に取り外されている。

この辺はロビー跡だろう。

こちらは建物入口から左に入ったところ。事務室?

お部屋。畳が大いに盛り上がっている。

さらに奥に進むと温泉があるみたいだ。渡り廊下を歩いていくとたどり着けるらしい。

どんどこ進んでいく・・・。

途中に物置が。放置された看板には「第19回カラオケ大会」と。回数から察するに、結構栄えていた旅館なのだろう。哀愁を感じる。

一番奥に浴槽が2つあった。こちらは脱衣場。床は懐かしい気持ちにさせてくれるデザイン。

浴室①。

浴室②。こちらがメインだったのだろう。隣には小さな滝が流れており、誰もいない浴室に、流水の音がただただ響くのであった。

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