平成31年3月14日
伊藤園の下田海浜ホテル付近にある日本一大きな合掌造りの家屋がある。合掌造りって白川じゃないの?と突っ込みが入りそうだが、この家屋も元々は白川にあった。それが今のご主人のお父さんが下田に移したのだという。
日本一の大きさというだけあって5階建てとかなり大きい。白川にある合掌造りの建物は中に入れるのは少なく、中に入れたとしても小ぎれいにしてしまっていて、実際の暮らしぶりを想像すすのは難しい状態になっている。しかしここはそんなことはないお世辞にも綺麗とは言えない、当時の姿そのままを残しているのだ。ご主人はかなり味のある方で「当時は電気がなく、日中でも暗いので、汚れていても気づかれなかった。」との事。確かに。
しかしこの雑多な感じが、自分にはたまらなく魅力的に映った。この建物にある物全てが一々ドストライクで堪らない。
古い型のそろばん。
暖房器具と薪。
居間。
用具置き場?
宿帳。中身を読んでみたが達筆すぎて全く分からず。
良いっすねぇ、良いっすねぇ。
五階まで上がれることは上れるのだが、床板がなんとも心もとない薄さで、きしむ個所もあった。場所によっては下階が透けて見えるような所があってなかなかのスリルだ。上の階は物置になっており、手動で籾を落とす道具や、織機やロープをより合わせる古いものが沢山置かれていた。歴史館としても日本の古き良き時代を懐古する場所としても最高の場であった。入場料が600円こそかかるものの、それ以上の価値がある場所だ。