【三重】瓦屋根家屋が続く海辺の街、尾鷲市九鬼町を散策!

令和5年2月24日

尾鷲(おわせ)市九鬼(くき)町は、紀伊半島の東側に位置する街で、起伏豊かな地形に家屋がひしめき合っている。昔の学校跡地に建てられた(校舎は今も現存)コミュニティセンター駐車場に車を置いて、まずは登山ルートを登り、街を一望できる高いところまで出る。
駐車場から東に伸びる階段を登って行ったが、家屋の基礎跡なのか農作地用の石垣なのか、荒廃していて分からなかったものの、斜面に沿って連続で続いていた。昔はここに人の気配があったのだろう、と思いながら登っていく。
そのまままっすぐ登ってしまうと本格的に登山になってしまうので、途中で右の小道に折れる。
しばらく緑の道を歩くと、ご覧の景色が眼前に。
良い景色だ。ちょうど、12時のチャイムが鳴った。この地域の伝統音楽なのか、歴史感じる音楽だった。
一番高台の寺院から。
下りつつ、うねうね歩いて、目に留まった風景を記録に収めていく。
分岐と階段。
水路。
だいぶおりてきた。それぞれの家屋が一軒ずつそれなりの高低差があることが分かる。
勿論廃屋も目立つ。
現時点では、重伝建地区でなくとも風情のある街はそれなりに残っているが、空き家率は相当に高くなってきているのも事実で、今後、街全体の景観に悪影響を及ぼす例が増えることが予想される。四半世紀後の街歩きは、今とは異なり、息吹感じる街を巡るよりかは、だいぶ哀愁漂う過去繁栄していた形跡を辿る散歩、に変わっていきそうだ。
こういう風景、好き。街歩き、好き。
本当は、青く澄んだ海を入れながら郷愁感じる街並みをおさめたかったのだが、天気が悪かったので、だいぶしんみりした写真が量産されてしまった。遠方からだと少しきづらい場所ではあるが、またいつか再訪したい。
看板。
自販機があった。ぱっと見で、現役でないことが分かる。
自分が生まれた頃(平成7年)よりもう少し前、昭和と平成の狭間位かな?
錆びすぎて判別不能な缶もあった。
本箇所は、令和6年8月27日にマール社から発売された人生初写真集「一人旅研究会 ノスタルジック写真集」に掲載しております!

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