【北海道】鄙び建物が建ち並ぶ北海道開拓の村を散策!

令和4年9月25日

せっかくの三連休だが、どうも天気がよくなさそうなので遠出はせずに家にこもっていた。が、昨晩から気持ちのいいほどに晴れてしかも新月だったので天の川を見に行き、その勢いで北海道開拓の村にやってきた。ご覧の通り、たくさんの、開拓時の建物が移築・展示されている。
札幌に住み始めて一年半経つが、ここを知ったのはつい最近だ。車で15分という近さにあるにも関わらず、だ。
大抵の情報はツイッターから得ているが、たまにGoogleマップと睨めっこしている間に行きたいところを発見することもある。今回はそのパターンだ。
木造家屋がたんまりと並んでおり、中にも入ることができる。開拓の村への入場料は800円。クーポンを使えば100円引(訪問時点での価格)。全部の建物をじっくり見るなら5時間は見ておいた方が良いだろう。その位、自分にとっては興味深い場所だ。
蕎麦屋さん。一杯10円でもなく、10「銭」だ。流石は開拓時代。昭和レトロどころではない時代だ。
電話室を覗くと…
このタイプの電話機が!今生きている人でこの電話を使っていた人、数えるほどしかいなさそうだ。
新聞社の建物は荘厳だ。前に馬車が。
作り物ではなく、ちゃんと乗って目的地まで連れて行ってくれる。
純和風の空間。
庶民が住む家は木造だった時代。雪深い北海道で木造はかなり維持が大変だっただろう。そして、このように展示するにも、かなりの労力が掛かっている筈だ。
このお宅はだいぶお金を持ってそうだ。
こんな空間を持っているんだもの。
良いね!
古い本が並ぶ。
見たこともないような古いタイプの消化器が。木造家屋に対してこの量じゃ、本当の初期火災にしか対応出来なかった事だろう。
縁側。良いなぁ。
窓から差し込む淡い光。
こちらは中学校後跡。
薄緑の壁が素敵な木造校舎だ。天井が高かった。
こちらは漁村集落にあった建物らしい。潮風に加えて暴風雪もある北海道を、この建物で耐え抜いたのだ。建物も凄いが、そこに住んでいた人達もまた凄い。
小屋の下には手漕ぎボートが。
ほほーん。
囲炉裏のあるお宅。
木造家屋が並ぶ開拓の村のメイン通り。
お茶屋さん。
雰囲気溢れてる。
和菓子屋さん。
とっても古いものの筈なのに、最近のオシャレな物に見える。美しいものに年代は関係ないという事だ。
郵便局跡。佇まいが素晴らしい。
内部。
床屋。
ここはマネキンが置かれており、さも現在営業しているようなリアリティがある。
美しい。
こんな所で髪を切ってもらいたい。
これまた時代を感じる料金。
こちらは廃医院。先ほどの理髪店が2番目のお気に入りで、ここが一番お気に入り。
玄関から見たところ。
入口入ってすぐ左に受付がある。太正浪漫な時代の医院によく見るタイプの受付口。
そこから見る薬品庫がドストライク。この美しさは狙っただけでは出せない。
なんだこの空間…。好きすぎる。
この時代の廃医院は全国に点在しているが、朽ち果てたものが多くを占める。このような光景を見られるのは、このように保存された場所のみになって行く。廃墟にある美しさもあるが、そもそも「昔の医院」自体が美しいので、廃墟でなくともメロメロになってしまう。
この部屋は立入禁止になっているため、廊下から眺めるしかない。
天秤。
毒薬…!
お手洗い。
時代を感じまくれる小便器。
衛生水栓!しかも溜め置きタイプれ!凄い!!
これまた古い消化器。
手術室。
長時間寝たら腰を痛くしそう。
たらい。
診察室。
語彙力が破壊される。が、何度でも言う。美しい。
人体内臓一覧図。
窓。
何かな?
石造り。旧小樽新聞社。
回収中で、中には入れなかった。
そして便器。陶器に柄が付いてる。
尿はね凄そう。
良き日本を感じる。
こちらは北大の寮に掲げられた、入寮者一覧。昭和初期からの入寮者がずらりと並んでいる。あまり深読みはしたくないが、入寮年を遡るごとに赤字の名前が増えていく。昭和一桁に入寮した人は現在100歳を越える。どう言うことだろうか…
寮の部屋。思っているよりも広い。4人一部屋。
階段。
算盤。
さっきから見かける度に便器を撮ってる。
写真屋。
撮影部屋。
交番と中学校と木造家屋。とまあこういう感じでとっても楽しい場所だ。鄙びや昭和レトロ、太正浪漫が好きなら北海道観光のついでにどうだろうか。

因みにこの写真をXに投稿したら、大反響を得た。
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