令和6年7月9日
伊豆半島に、開店せずに廃れてしまったカラオケ店の廃墟がある。
元ドリフターズのメンバーが開業しようとさせていたらしいが、カラオケ機器が部屋に入らずに開業できなかったという、不運の建物でもある。完全なる設計ミスだったというわけだ。
その後、建物は別の使われ方をすることもなく、このような状況になってしまった。異様な光景だ。平成初期に建てられたという。
裏手。冷蔵庫が不法投棄されていた。
2階は渡り廊下の形状をしているが、落ちてしまっている。魚眼レンズで撮ると、迫力を感じる。
透過が崩れ落ちてしまったので、扉がトマソン化してしまい、入ることができない。
確かに扉が細い。最近の小型化したカラオケ機器なら入るのであろうが、昔の番号を自分で入れて対応の時代のものは、入らなそうだ。
廊下が落ちて、もうめちゃくちゃだ。建設課エア30年ほどで崩落してしまったのだが、それはそれで早すぎる気がする。やはり人の手が入らないと、建物の劣化は相当に早いのだろう。
緑に包まれたこの空間は、一見AI生成かと思うほど。美しい廃墟は、AI生成だと疑われる時代になってしまった。面倒くさいものである。