令和2年10月18日
新潟県魚沼市の奥只見地域、銀山平にやってきた。ここにはキャンプ場があるのだが、来週から早くも冬季休業に入ってしまう。今回は10月の天の川撮影をしに枝折峠にいくのだが、その拠点としてここにテントを張って夜がくるのを待つことにした。今晩はあいにく日が変わるまで晴れてくれないので、夜まで仮眠をとることに。普通、キャンプ場に来ればバーベキューをするものなのではないのかとツッコミが入りそうだが、自分はそういうのに興味がないので、家の近くの商店で買ったクリームパンとカロリーメートを頬張るのみとした。
キャンプ場はいくつかのサイトに分かれており、車でそれぞれ近くまで行くことができ、温泉もある。今回は夜中の車移動もあるので迷惑をかけないよう、入口近くのサイトにテントを建てた。自分が寝たところはアスファル敷に車を止めてテントを芝生部分に建てるだけで炊事場も何もないただの広場だが、奥はご覧の通りおしゃれな感じだ。
ちょっと散歩してみる。奥に見えるのは荒沢岳で、初心者には厳しい山らしい。
夜になった。キャンプ場からも肉眼で天の川を目視できるほどの暗さだ。この後、峠へ満天の星を眺めに行った。
翌日。荒沢岳方面に遊歩道があるというので行ってみることに。紅葉が美しい季節だ。車も映える。
う〜む、いい天気だ。
遊歩道は登山道のように勾配が激しいが、
目の前の紅葉がそんなことはどうでもよくしてくれる。
良いですねぇ。
スニーカーでは心許ないので、トレッキングシューズ、といいたいところだが、山登りは普段しないので廃隧道などに行く時用の安全靴でアタック。
素晴らしい。
20分少々歩くと、遊歩道の終点にたどり着く。ここが万年雪遊歩道と名づけられた意味がようやくわかる場所になっており、3段もの滝になっており、その上へ目線を上げると・・・
雪だ。しかも今だに分厚い。昨晩は気温3度まで冷え込んだが、まだ初雪は降っていない。つまりここにある雪は昨季のものなのだ。1年中雪が残っている、まさに「万年雪」だ。
雪解け水がトクトクと流れ続けているが、1年をかけても溶けきらないとは驚きだ。地形もかっこいいし、ここまで登ってきてよかった、と思えた。