令和元年8月2日
塩原温泉郷の奥にはさらに古くからある塩原元湯温泉がある。日帰り温泉が楽しめる秘湯がいくつかあり、今回はそのうちの一つのゑびすやにやって来た。なかなか風情のある佇まい。
日帰り入浴は500円。シャンプーや石鹸が備え付けられているため、タオル一枚持っていけば入浴可能なのが嬉しい。受付を済ませ階段を降りる。
浴室の手前には飲泉所があった。どれどれ、今から入るお風呂はどんな味がするものなのか、飲んでみよう。
っ?!!かなりの苦味だ。炭酸が加わってさらによく分からない味だ。こうしてまたひとつ、一人旅研究会「変な味温泉リスト」が潤わされた。変な味温泉だと、ここからほど近い老松温泉や、北海道の油の浮く豊富温泉が挙げられる。逆に美味しかったところは南紀勝浦温泉、有馬温泉など。
肝心のお風呂はやっぱり間違いなくゆったりできる場所だ。ゆったりできない泉質の温泉は今の所経験したことがない。どんなに謎の味がしたとしても、入るのとは別なのだ。左側が苦い炭酸泉の梶原の湯、右が弘法の湯。梶原の湯は40度に満たないゆっくり浸かっていられる温泉だったが、弘法の湯は熱すぎて足先も入れることができなかった。45度は優に超えているだろう。屋内湯でありながら、しっかりと換気されているため、視界がクリアなのはいいことだ。また入りたい。
温泉の成分が強うからだろう。建物内は湿気等々でダメージを受けているようだ。