令和5年4月15日
基本的に豪雪地帯しかない北海道の中でも、一際雪の多い地域にある沼田町。4月の中盤であるというのに、ご覧の雪景色である。なんなら、中央にあるのは、未だ表面が凍ったダム湖である。
湖の名前はホロピリ湖。その辺りに、かつての鉱山施設が残る。浅野雨竜炭鉱だ。夏は緑に隠れ、とてもじゃないが悠々と探索ができないため、写真の状態からもう少し雪解けした頃〜5月中に行くのが良いだろう。
かつてはこの周辺に5000人もの人が住んでいたというが、現在は誰一人として住んでいない無人地域だ。人が住んでいた痕跡すら、見つからなかった。もしかしたら、雪が溶ければ、家の基礎が確認できるのかもしれない。
手前の水没しているのは貯炭場。
色んな角度から、コンクリート要塞を眺める。かっこいい。
右奥に伸びるのは選炭場。
わりかし、密集していくつもの構造物が残されているのが分かる。水没している右側に、かつては街が形成されていた。
段々と侵食されて細くなるコンクリート柱は、後何年、ここに立っていられるであろうか。
少なくとも、この異様な光景は、自分の心を掴んで離さない。
トランジスタのような形をした何か。沈殿池か?だとしたらミニサイズだ。
少し歪んでいるのがわかる。
踏み誤って体半分雪に埋まってビビったこともあったが、道路脇から5分程度歩けば着くので、5月は非常に探索しやすいであろう。