平成30年10月4日
生麦駅間近にある銭湯朝日湯。ここは銭湯でありながら、温泉に入ることができる。鶴見川崎蒲田は治安三兄弟としてのイメージが先行してしまうが、同時にここは、黒湯が湧き出てくる地域でもある。色は本当に真っ黒で、数cm先も見えない黒さだ。対して味はほとんどなく、匂いはほのかに大地の優し良いまろやかな匂いがする。
蒲田には駅近くに蒲田温泉という名前の入浴施設もあるくらいなので、泉質や効能は他の有名な温泉地と比べても劣る面はない。むしろ黒湯という珍しさが温泉に入る楽しみを倍増させてくれる。朝日湯は駅前で第一京浜沿いに面していながら、車を近くに止めるのは至難の技である。生麦駅付近は国道以外は総じて細い道しかないためだ。コインパーキングもあることにはあるが、台数も少なく何より狭いので、車で来る場合は少し歩いても広い駐車場に止める方が吉だろう。
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暖簾をくぐったところ。左が男湯だ。
鍵は松竹錠。
旧型のマッサージ椅子。
脱衣所。平日の15時30分頃に行ったが多くのお客さんで賑わっていた。固定客が相当多いようだ。この辺も公衆浴場が少なくなってきているという。
風呂の温度は高く、長くは入っていられない。銭湯の温度は大抵熱いが、長居させたくないからだろうか。確かに10分も湯船に浸かっていられたら、回転率が悪くなって浴室内が人であふれてしまいそうだ。
良い湯でした。