令和3年8月14日
平成26年に廃線となった江差線。かつて、その路線に、駅ではないのに駅名標とホームが用意された幻の駅が存在した。その名も天の川駅。付近に「天の川」という川が走っていたことに因んでつけられた。地域活性の一環で作られた駅で、現在は残念ながら植物が繁茂しているから見えないだけかはわからないが、姿を確認することはできない。
奥には使われなくなった橋梁が。
ちょっと歩いてみる。
危険なので、良い子は来ないように。
特に見どころがあるという訳でもなく、周辺に観光施設や住居がある訳でもなく、仮に本当の駅であったとしても秘境駅に分類されたであろう場所であるが、地域活性の一環で設立された構造物も、路線自体が廃線となってしまった今、何を象徴していたものなのか、天の彼方に飛んでいってしまったように思える。