平成31年3月9日
西伊豆町の大滝ネイチャーランド付近から北にある大滝へ向かう一本の細い道を北上していくとかつての伊豆天城鉱山に在ったものを見ることができる。勾配はきつくないため体力的な疲労は少なく散策することが可能だが、道がところどころ土砂で消えかかっているところがあるので注意が必要だ。
1km程北上を進めると右手に鉱山で使っていた牽引車と小屋が見えてくる。レールは既に大半が撤去されてみることができないが、この付近だけは何故か様々なものが遺されている。
計器類。
小屋内部。完全に倒壊するまで秒読みといった所だろう。
またしばらく進むと、何かの機械が。何かを運搬するための物だろうか。
この辺りも軌道があったらしいが、その痕跡は全くない。付近には画像のような木製の橋が架かっているが、腐食が激しく、板の隙間から下が見え、歩くたびにきしむ。通れなくなるまで後10年もかからないであろう。
捨てられた缶。事態から相当な年数がたっているのが伺える。
何かがあった証拠である基礎。
さらに北上を続けたいところだったが、橋が完全崩壊しており、先に進めることができなかった。川幅から察するに、歩いて川を直接渡ることもできそうであったが、帰りの時間が迫っていたため、ここで引き返すことにした。残念。この先にも操作盤が置かれた小屋があったり、トロッコが残っていたりと見どころがいくつも残されていたのだが・・・。いつかリベンジしに行きたい。
因みに、県道59号線(伊東西伊豆線)経由で北側からのアプローチも可能である。ただ、今回歩いた感じからすると、後数年で荒廃が進行し、全てく崩れ去ってしまって散策のし甲斐が無くなってしまう場所になってしまうかもしれない。