平成28年9月3日、再訪:平成30年8月18日
ここは平成23年の豪雨によって不通区間となり、5年以上使われていない会津蒲生駅である。
駅前道路。
今も残る駅標。この駅にまた電車が通る日は来るのであろうか。
駅ノートがなかったため、駅の復活の意も込めて、切符回収箱の裏側に、ノートを置いていったのだが、今も存在しているのであろうか・・・横殴りの雨や雪が降った瞬間に痛むような場所に置いたので、もう捨てられてしまったであろうか・・・駅へ行った方、教えて頂けないでしょうか・・・?(平成29年6月にツイッター上で、9月には友人から生存報告をもらった。数件の記入があり、一冬は越せたみたいだ。ノート設置者なのだからちゃんと管理をこまめに行わなければいけないのだろうが・・・。平成30年8月に実際に行く予定だ。300711追記)
線路は雑草で覆われ、雪の重さが原因か、踏切標識が折れてしまっている。
踏切を渡って先に進むと冷たい水が湧き出ていた。昔は野菜を洗うのに使われていたらしい。飲んでみると非常に美味しかった。
炎天下の中汗だくになりながら歩いていたら、おばあちゃんにそこの若い人!と呼ばれ、今お茶を買ってきたからあげるよ、と言って下さった。喉も渇いていたし有難く頂いた。うちの孫よりも可愛いよ、なんて言って下さった。いえいえ〜なんて照れながら少しお話をし先へと進んだ。
いつもは車で通るようなところを歩いてみると、こういった構造物をまじまじと眺める事が出来る。
スケールの大きさに圧倒された。大きな川と山の作り出す景色は絶景。
今は使われていない高架。全てが緑で近くから見てみたく寄り道をした。
只見の街中に入ると小さな公園があった。
只見駅の近くには神社があった。
上は今日撮ったものであるが、下の写真は同年の3月1日に撮ったものである。例年ならもっと雪が積もっているらしいのだが、今年は異常に降雪量が少なかったという。雪が1年に1回降るか降らないかの地域に住んでいる自分からすればこれでも十分に降っているでしょう・・・と思うばかりであった。
〜ここから再訪〜
2年ぶりに会津蒲生駅にやってきた。日本一周中にやってきたので、基本的には海岸沿付近を進んでいたのだが、内陸にある会津蒲生に来たのには訳がある。2年前に自分が設置した駅ノートの存在有無を確認するためだ。
1年前に複数人からノートの生存確認報告を受け、その際に若干人からの書き込みがあることも確認していたのだが、ノートはどこかに消えてしまっていた。
邪魔だったのか、いたずらで盗まれたか、カビが生え過ぎてしまったのか、只見線復旧に向けて一時的に回収されたのかは分からないが、近くの臨時バス停や只見駅にもなかったため、再びあのノートと会うことはもうないだろう。今回はちゃんと新設用のペンと新しいノートを持って行ったが、またなくなるであろうし、社会人になると管理もできなくなるため、置くのは止しておいた。
ホームの下にもなかった。
只見駅まで車で移動。2年前は同じルートを歩いて行った。「この辺でお茶を頂いたな〜」と探してみたが、どこかは思いだせなかった。あのおばあちゃんは今でも元気かしら。