令和2年7月12日
関東最北部の温泉街、那須湯本温泉。ここには殺生石や那須高原の観光地や、北温泉・鹿の湯などの有名な温泉もあり、観光客で賑わう温泉である一方、老松温泉や雲海閣のようなディープな温泉もあり、そして廃墟と化した建物も裏手にいくつも混在している。同じ栃木県内では鬼怒川温泉も廃墟が建ち並んでいたり、日本全国廃旅館は後を立たず景観問題に発展したりもする。ここ那須湯本も、目立ちはしないが、探してみると廃墟は幾つも存在するのだ・・・。
写真の橋の近くなんかはまさしくそうだ。夏は雑草が茂って奥へ行くのが億劫になる程道が廃れてしまっている。写真の大きめの建物も何年も前から廃墟化している。
迷い込まない限りは誰も来ないこの橋からは、綺麗な川が見られる。
廃換気扇。
路地裏。
廃油。
紫陽花。
日本全国の有数な温泉街も、だんだんと、厳しい景観になっていくのであろう。特に最近は新型ウイルスの影響で観光客が減っているのである。観光業も生き残りが厳しい時代だ。