平成29年9月19日
昭和62年に廃線になった広尾線。ここには、特に目を惹く駅名の駅があるがゆえ、今でも多くの観光客が足を運んでいる。それは幸福駅とここ愛国駅だ。この二つの駅は恋人の聖地になっているとかでどこかメルヘンチックな雰囲気を醸し出している。今回は根室訪問を台風直撃の影響で断念し、代わりに帯広付近の観光に切り替えたため、いつもとは少し毛色の違う駅の紹介だ。
ホームには機関車が止まっている。
ハート型の水遊び場。公園になっており、子供達の遊び場になっているようだ。
ただの水溜めでなく新しい水がどんどん流れてくる。年齢を忘れてここで遊んでみたい。どこで遊ぶにしても周りの目を機にするようになってしまった。生きていて息苦しくなってしまった。
切符デザインのオブジェ。愛国から幸福までは220円のようだ。あれ???
駅舎の中にはおびただしいほどの切符型の髪が貼り付けられていた。幸福駅で用紙を買ってここに貼り付けると何かご縁でもあるのだろうか。
220円のところに疑問を持ったのは、この運賃表を見たからである。愛国〜幸福は110円である。おそらく220という数字は並走する十勝バスの料金を当てはめたものであろう。もちろん廃線当時の運賃からは異なってしまっているのだが、混乱を招いてしまう。初乗り70円で、東京まで行っても8400円は安い。
駅前には錆び錆びになった緩急車。北海道では様々な駅さ代わりに使われていることが多いが、愛国駅ではどういった形で使われていたのだろうか。それにしても錆びがひどい。中もかなり朽ちってきてしまっているようだ。廃マニアとしては嬉しいが、メルヘンチックな雰囲気を壊してしまうのではないか・・・?
限界が来ているみたいだ。
この錆びようだ。
閲覧注意かもしれない。壁の塗装が剥がれ中が大変なことになっていた。