令和元年9月1日
東北自動車道那須料金所の近くに、経営しているのかしていないのか分からないホテルらしきものがあり、近くを通るたびに気になっていたので、実際にどうなっているのか確認するため足を運んだ。なんだか昭和の雰囲気ぷんぷんで、草も生い茂っていてくたびれた印象で、ネットで調べてみても今経営しているという情報が入ってこなかったため、薄々やっていないだろうな、と思い始めていた。
入口。やはりだ。硬く閉ざされている。荒らされた様子はない。
裏口。まだ廃業から月日が浅いのだろう。明日からでも営業再開できそうな感じではある。
裏手の階段はフリー状態だったので少し登ってみる。東北自動車道を上から眺めることができる。
螺旋階段や看板はよく見るとだいぶくたびれている。明日にでも営業、というのはちょっと無理があったかもしれない。この螺旋階段、結構な怖さだ・・・。
扉は全て閉まっていて、こちら側も侵入された形跡はない。
中を覗いてみる。かなり綺麗だ。これだけ見ると朝掃除が終わって間もない時間帯、と言われても分からない。
外観はとっても昭和感満載で素晴らしい。窓のデザインが秀逸だ。
そして立体感あふれるこの造り。
まだ綺麗なホテルだ。那須高原の入口といういい立地でありながら、廃業に追い込まれてしまったのはなぜだろう。やはり皆高原の方に行ってしまうからなのであろうか。当時のホテルの口コミでは最上階のレストランからの眺めがとてもよかったと書かれていた。この付近、高い建物はこのホテル以外にないし、眺望は確かに良好な筈だ。これだけ大きな建物でありながら、ネット上に情報が少ないのも少し気になるところだが、さてここはどうなっていくのか、注目すべき物件である。