【石川】旧のと鉄道能登線　前波駅跡！

西日本（駅編）

令和４年１１月５日

能登線には「波」のつく駅名が非常に多かった。鹿波、沖波、前波、矢波、波並、藤波、松波と7つもある。さすがは能登半島、海に近いだけある。ただし、いずれの廃駅も草がぼうぼうに生え、海から近い雰囲気はしない。波並駅跡だけは、唯一ホームから海の気配を伺える。
駅前には自転車置き場が残るものの、誰1人として使っている様子はない。それもそのはず。駅は周辺の集落から500mほど離れている。

待合室は閉ざされている。藤波駅跡のように、空いている駅もあるが、令和四年現在では閉じている駅の方が多い。
待合室の中を覗いてみる。蔦が天井からぶら下がっている。今日は11月。もう少しすると枯れ果て床に落ちるのだろう。廃駅になってから17年、生えては朽ち落ち、を繰り返して…蔦は一体何が楽しいというのだろうか。
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