【石川】旧のと鉄道能登線 久里川尻駅跡!

令和4年11月5日

片方には数十軒の落ち着いた住宅地、もう片方には広々とした田地が広がっている。そんな空間に、平成17年まで営業していた駅が残っている。片側一車線の道から30mほど延びる一本道が、かつての駅までの道である。
道路や田んぼから一段高い所に位置しており、見晴らしの良いホームだ。レールが撤去されているかも確認できないほどに、藪が辺りを覆い尽くしている。
待合室が残る。今回、能登線の廃駅巡りで13もの廃駅を訪れているが、多くの待合室は鍵がかけられていた。しかし、ここは珍しく解放されている。
待合室内部。
哀愁。
待合室からの眺め。とても良い。窓硝子が割れて抜けている。もしかしたら待合室は開けたくて開けているのではなく、硝子が割れたて鍵が開けられるようになったので、仕方なく開けているだけなのかもしれない。
驚いたのは、駅ノートが置いてあったこと。自分が6人目の書込であった。見ると、1ヶ月に1人くらいしか来ていない。そりゃそうだ、こんなニッチな場所に人が沢山来る訳がない。でも、雰囲気が良いのは確かだ。いずれ崩れるこの待合室の写真をひとしきり撮影し、駅を後にした。

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