【石川】坑口以外から光が漏れ出す大平隧道跡!

令和4年11月4日

国土地理院地図と睨めっこしていると、石川県七尾市に集落跡がありそうな雰囲気を感じた。場所としては、「七尾市沢野町ケ」である。「ケ」は誤字ではない。石川県の千路町でも同じだったように、イロハニホヘトだとかの順で字名を1文字で表していることが石川県内でちょくちょく見かける。やまみちを登っていくと、途中でジムニーレベルでないと突破できない場所に突き当たったのでそこに車を置いて歩いていく。
200mほど歩くと、事前情報にはなかった隧道が!テンション上がる!
隧道の壁面はモルタルで固められていたのであろうか?それらが脆くも崩れ落ち、隧道内に積み上がっている。長い間使われていない様子が窺える。
大平隧道と言うらしい。
中から見ると、この隧道の異様さが分かる。坑口付近の土が崩れ落ち、トンネルの入口が二つになっている。二つの入口がある隧道といえば、千葉の共栄隧道が有名だが、それとは形成された経緯は違う。
トンネルの壁が剥落しており、反対側の坑口も同じように土が崩れていることから、あまり丈夫に造られたものではなさそうだ。
肝心の廃集落は、隧道を抜けた先にあるはずだったが、高い木々が生えており、建物の残骸さえ見当たらなかった。ただ、思わぬ廃隧道という収穫を得たので満足だ。
帰りは、曲がり道で切り返しを何回かして展開して切り抜けた。愛車のランエボだったら小回りが効かないので、大変なことになっていただろう。
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