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令和6年8月27日、初商業誌「一人旅研究会 ノスタルジック写真集」がマール社から刊行されました!
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【東京】23区内で泊まれる唯一の登録有形文化財の宿、旅館 西郊!
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南関東(散歩編)
東京
,
鄙び宿
南関東(散歩編)
令和4年11月7日~11日
荻窪駅から東南東に7分ほどの所に、東京で唯一泊まれる登録有形文化財の宿がある。昭和6年建築の、築90年を超える宿だ。ここに、4連泊した。
神奈川出身なので、東京の宿に泊まることになるとは、しかも4連泊も。北海道に移り住んで、出張で東京へ来ることがあったので、4連泊もするのにその辺のビジネスホテルに泊まるんじゃつまらないから、気になっていた宿にやって来たのである。
入口。この時点で、いい宿の雰囲気ぷんぷんである。
扉を開けると、夫婦で切り盛りしているのか、70歳ほどの夫婦に出迎えられた。とても丁寧に接してくださった。
撮影許可をもらい、建物内部を撮影しまくる。
今回泊まるのはこちら。コロナで食事の提供はしていない。折角だから、と意匠の凝らされた、1人用の部屋としては一番高価な一泊7500円のお部屋。とは言っても、会社のお金で泊まれるのでありがたい。
これが宿の部屋ですよ…?ワクワク。
お部屋に突入。じゃじゃーん!
ひと目見てわかる極上空間。
この空間で4回も夜を越える。人生とたっぷりと対話できる、最高の空間に居られるのだ。東京23区内で住宅がひしめいている場所ではあるが、閑静で夜も外の音を気にせず、自分の世界に没頭できる。
流石に昭和初期の家電はないが、雰囲気は完全に昭和だ。
お風呂が沸きました、と毎晩りんりん、とこの電話が鳴った。
ガスストーブ。
全自動なのが凄い。
館内を歩いてみよう。
玄関にある灯りのデザインも秀逸だ。
惚れ惚れする。
廊下。
建物はコの字になっており、今回泊まった「菊」は宿のちょうど中心部に位置する。
部屋の配列はこんな感じだ。
奥が毎朝使った洗面台。給湯器があるので冬も安心。洋式便座もある。ウォシュレットではない。手前の非常口の案内板も、また良い。
これ、廊下ですよ?デザイン凝っててお洒落。
あぁ〜好き。
随所に意匠が凝らされていて、歩くのも写真を撮るのも楽しい。
階段は3か所にある。
こちらは中央の階段。
一階に降りてみよう。因みに、2階建てだ。
休憩スペースには、登録有形文化財であることを示す板と、宿を紹介した書籍が置かれていた。
踊り場からフロントを見たところ。
休憩スペース。
お風呂。自分に合わせてお風呂を沸かしてくれた。湯船は3人位入れる、大きめなもの。
シャンプーと剃刀が売られている。
なんともレトロなデザインだ。タオルをタオル掛けに吊るせ、と言うのは、部屋の壁が砂壁であるから、いたずらに壁にタオルをかけてしまうと、タオルが真っ茶色になってしまう。
このデザインの商品が出てくるなら、むしろ欲しいかも。
黒電話。
スイッチ。廊下が長く、入り組んでいるので沢山ある。
非常口。
2泊目以降は、顔パスで通してくれる。布団などが綺麗にされ、豆電球のみの状態で自分の帰りを待ってくれている。贅沢だ。
朝起きる。
窓を開ける。
宿を出る。
宿を出るにも、これだけ良い建物だと、毎日が幸せだ。
スリッパ。
そして、また廊下。
しばし写真だけをお楽しみいただこう。
語彙力ないから、説明文書くことを放棄しておりました。ごめんなさい。
最終日、5日目の朝。この机で、4晩も人生を考えた。
名残惜しいが、さようなら。
チェックアウトを済ます。最後まで、女将さんと旦那さんは丁寧に接してくれた。
宿の隣に建つこちらは、隣接する住宅だ。こちらもおしゃれだ。
5日間、ありがとう。
壁には、古い広告看板が。どこまでも、僕を虜にさせるお宿だった。
頑張って動画も作りました!見てね!
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