令和8年5月5日

美祢線の板持駅。ホームへ向かう小道からして、すでに緑が濃い。列車が来ていた頃は、もっと駅らしい気配があったのだろう。

ホームへ上がる。錆びた手すり、ひびの入ったコンクリート、伸びた草。山の見える静かな駅だ。令和5年6月末から7月初めにかけての豪雨で、美祢線は全線運休となった。以来、ここには列車が来ていない。

容赦なく緑が生えている。

待合所。いかにもローカル線の無人駅という佇まい。

待合所の前から線路を眺める。

駅名標。周囲の緑に飲み込まれつつある姿が、何とも言えない。令和7年8月、山口県と沿線3市はBRT方式による復旧を目指すことで合意した。報道では、これにより鉄道としては事実上の廃線になることが決まっている。駅名標が残るホームでそれを思うと、なかなかくるものがある。

便所。どこで用を足せば良いか分からない人も多そうだ。