令和8年5月6日

旧高千穂鉄道の深角(ふかすみ)駅。山あいの道を進んだ先に、小さな待合所と線路が残っている。秘境駅の気配がかなり濃い。ただし、ここは既に廃止された駅だ。深角駅は日之影町に残る旧高千穂鉄道の駅。

ホームに立つ。列車はもう来ないが、線路もホームも待合所も残っている。高千穂鉄道は、平成17年の台風14号による暴風雨で鉄道設備が甚大な被害を受け、全線運転休止となり、そのまま廃止された。

線路上から。

木々の緑が濃く、駅がそれに馴染んでいる様子が良い。


駅名標。隣は天岩戸駅と影待駅。駅名の並びまで旅情がある。その昔は国鉄日ノ影線と呼ばれていた。

ホームへ降りるための階段が用意されていた。

待合所。

現役の頃の時刻表。ここで列車を待っていた人たちがいたんだなぁ。

廃線後はしばらく、大変な状態のままに残っていたが、駅周辺を整備し、年数回の草刈りや桜まつりを続けてられているらしい。ありがたい。こういう人たちがいるから、今もこの駅の雰囲気を味わえる。

駅ノート。列車は来ないけれど、深角駅としての歴史はまだ終わっていない。そんな余韻が残る場所だった。