【奈良】廃墟同然?下渕マーケットを散策!

令和5年2月25日

ツイッターでちょくちょく見かけた、廃墟感漂う商店街の写真。どうしてもこの目で見たくてやって来た。近鉄吉野線下市口駅から南方に300m行った、県道と国道の交差点付近に存在する。そのため、車通りが多く、建物全体の写真を撮るのに少し苦労した。
さて、中に入ってみよう。もうこの時点で、凄まじさが伝わってきている。
…!!言葉にするのも不要な、この美しさ。頭上の透明なトタン板から差し込む淡い光が、この空間に存在する全てのくたびれた物達を照らしている。マーケットは丁の字になっており、正面が2本の通りの交差部なので、光がより多く差し込んでいる。まるでそこに吸い込まれるかのような、美しい光の当たり方をしている。

いつここが誕生したのかは分からないが、戦後間も無くとか、そういうレベルだろう。川崎市の小向マーケットとかと、雰囲気が似ている。雰囲気というのは、建物や屋根の作りのことであり、決してこの退廃さのことを言っているのではない。
奥の方は、私有地につき立入できなくなっていた。
凄い雰囲気だ。
日本の通りが交差する一角の家屋は、崩壊が進んでいる。むしろこの周辺を立入禁止にした方が良いレベルだ。
見よ、この崩れ具合。いつ完全崩落してもおかしくない。故に、このマーケットを拝めるのも、そう長くは続かないだろう。
ご覧の有様だ。
魚眼レンズで撮ってみる。
歪み放題だ。
今でも存続しているのだろうか。
郵便受け。中身は一体、何年前に投函されたものなのだろう。
流石に、現役でやっているお店は見かけなかった。
冷蔵庫。
テレビ。
正面には赤色が映えるお菓子屋さん跡、手前には意味ありげに置かれた椅子。もう、この空間が一つの芸術作品に思えた。
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